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麻酔は必要ですか?

2025年4月15日

前回のコラムでは、かぶせものにおいての型取りの目的や種類、痛みや違和感を軽減する方法について詳しく解説しました。では、歯のかぶせものをする際に「麻酔は必要なのだろうか?」と疑問に思う方も多いと思います。実際にかぶせもの治療では、治療の内容や歯の状態によって、麻酔が必要な場合とそうでない場合があります。「麻酔が怖い」「痛みが心配」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の歯科麻酔は技術が進歩して痛みを最小限に抑えた方法が取られていますので、この点についてはご安心ください。今回のコラムでは、かぶせもの治療における麻酔の必要性について詳しく解説します。

麻酔が必要なケースと必要でないケースについて

①麻酔が必要なケース

虫歯の治療を伴う場合
かぶせものをする前の段階の治療で、虫歯を削る処置が必要な場合は麻酔を使用することがほとんどです。虫歯の進行が深く、場合によっては神経に近い部分を削る必要があり、痛みを感じる可能性もあるため、局所麻酔を使って痛みを抑えます。

歯の神経(歯髄)を取る治療をする場合
重度の虫歯や歯が大きく欠けたりなどで歯の神経を取って「根管治療」を行う場合は、処置の際に痛みが出る可能性が非常に高いために麻酔は必要です。

歯を大きく削る必要がある場合
かぶせものを装着する際、歯の形自体を整えるためにある程度削ることがあります。削る範囲が広いと知覚過敏のような痛みを感じることがあるため、治療を受ける方の痛みの感じ方に応じて麻酔を使用することがあります。

歯ぐきの治療が必要な場合
かぶせものをする際に、歯ぐきの状態を整える処置(歯周病の治療や、歯ぐきの形を整える処置)を行うことがあります。このような場合、麻酔を使用することで、痛みや不快感を軽減することができます。

抜歯後のブリッジ治療やインプラント治療を行う場合
かぶせものの治療には、ブリッジやインプラントの治療が必要になるケースもあります。特に抜歯を伴う治療やインプラント手術では、確実に麻酔を使用することになります。

②麻酔が必要ないケース

すでに神経を取っている歯にかぶせものをする場合
すでに神経を取った歯(専門用語で「無髄歯」と呼ばれます)にかぶせものをする場合は、痛みを感じることがないため、麻酔が不要なことが多いです。ただし、歯の根に炎症がある場合などは、処置の際に違和感を感じることがあるため、治療を受ける方の状態に応じて麻酔を使用することもあります。

歯の土台(コア)を作るだけの場合
かぶせものを装着する前に、歯の強度を補強するための歯の土台(コア)を入れる処置を行うことがあります。この場合、歯に大きな負担がかからなければ麻酔を使わずに処置を行うこともあります。

最終的なかぶせものを装着する場合
かぶせものを歯に装着する際は、基本的に麻酔は必要ありません。ただし、装着する際に少し圧力がかかることがあり、歯が敏感な場合は違和感を覚えることがあります。強い痛みが予想される場合は、ご希望に応じて麻酔をすることも可能です。

歯科麻酔の痛みはないのか?怖くないのか?

「麻酔の注射が痛そう…」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、現在の歯科治療では、痛みを最小限に抑えるためのさまざまな工夫がされています。

表面麻酔の使用
まず、歯ぐきに「表面麻酔」と呼ばれる塗るタイプの麻酔を使用します。これによって注射のチクッとする痛みを大幅に軽減できます。

極細の麻酔針を使用
従来よりも細い針(31Gや33Gなど)を使用することで、注射の痛みを最小限にしています。

電動麻酔器を使用する場合も
手動で麻酔を注入すると圧力のムラが生じやすく痛みを感じることがありますが、電動麻酔器を使うことで、一定の圧力でゆっくりと麻酔を注入でき、痛みを軽減できます。

麻酔の量を調整
治療を受ける方の状態に合わせて、できるだけ少ない量で十分な効果が出るように調整します。

こうした種々の方法により、現在は昔と比べて歯科麻酔の痛みはかなり軽減されており、安心して治療を受けられるようになっています。

麻酔が不安な方へ

「注射が苦手」「麻酔が効きにくい」「過去に麻酔で気分が悪くなったことがある」など、麻酔に関する不安がある方は、遠慮なくご相談ください。麻酔の種類を変えたり、処置の工夫で苦痛ないように治療をを行っています。

当院では、患者様のご不安をできるだけ取り除くために、痛みの少ない麻酔の工夫やリラックスできる環境作りを大切にしています。

「麻酔が必要かどうか」「痛みを最小限に抑えた治療方法」については、カウンセリング時にしっかりと説明させていただきますので、ご安心ください。

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