かぶせものの費用はどれくらいかかりますか?
2025年4月29日
前回のコラムでは、かぶせもの治療中の痛みについて詳しく解説しました。かぶせものの費用は、使用する素材や保険適用の有無によって大きく異なります。 ご自身のご希望や治療の必要性に応じて、適したかぶせものを選択することが重要です。今回のコラムでは、かぶせものの種類ごとの費用の目安や、保険適用の範囲について詳しく解説します。
かぶせものの費用を決める要素
かぶせものの費用は、以下の要素によって変わります。
①保険適用か自費診療か
かぶせものには、健康保険が適用されるものと、自費診療(保険適用外)となるものがあります。保険適用のものは費用を抑えられますが、選択できる素材や審美性には現実的な問題として制限があります。
②使う素材の種類
かぶせものの素材によって、見た目の色や透明感、自然さや強度などが異なり、費用にも違いがあります。種類としては金属、レジン(プラスチック)、セラミック、ジルコニアなどの選択肢があり、それぞれ特徴が異なります。
③かぶせる歯の場所
前歯や奥歯など、かぶせる歯の部位によって使用できる素材や技術が異なり、費用に差が出ることがあります。 例えば、審美性が求められる前歯には自然な見た目のセラミックが推奨されることが多いですが、奥歯では強度を重視するため金属系のかぶせものが選ばれることがあります。
保険適用のかぶせものの費用
健康保険が適用されるかぶせものは、比較的安い価格で治療を受けることができます。保険診療の場合、費用は全国一律で決まっています。
| かぶせものの種類 | 特徴 | 費用の目安(自己負担3割の場合) |
|---|---|---|
| レジン前装冠(金属+レジン) | 前歯のみ使用可能。金属の上にプラスチックをコーティング。 | 約7,000円前後 |
| CAD/CAM冠(ハイブリッドレジン) | 白いかぶせもので、臼歯に使用可能。(場所により保険適用の条件があります) | 約5.000円~6.000円 |
| 金銀パラジウム合金(銀歯) | 耐久性が高いが、銀色で目立つ。 | 約5,000円~6,000円 |
✅ 保険適用のメリット
・費用を抑えて治療ができる
・全国一律の価格で安心
⚠️ 保険適用のデメリット
・使用できる素材に制限がある(審美性や強度の高いセラミックなどは選べない)
・金属アレルギーのリスクがある(金属使用の場合)
・経年劣化しやすく、変色や摩耗が起こる可能性がある
自費診療のかぶせものの費用
自費診療(自由診療)のかぶせものは、保険適用のものよりも費用がかかりますが、見た目の美しさや耐久性に優れています。
| かぶせものの種類 | 特徴 | 費用の目安(自費診療、税別) |
|---|---|---|
| オールセラミック | 天然歯のような美しさで、変色しにくい。 | 約80,000円~150,000円 |
| ジルコニアセラミック | 強度が高く、自然な見た目。審美性と耐久性を兼ね備える。 | 約100,000円~180,000円 |
| メタルボンド(セラミック+金属) | 内側が金属で耐久性があり、外側は白いセラミックで見た目が良い。 | 約80,000円~150,000円 |
| ゴールドクラウン(金歯) | 耐久性が高く、金属アレルギーが起こりにくい。 | 約50,000円~120,000円 |
✅ 自費診療のメリット
・天然歯に近い自然な見た目を実現できる
・変色や劣化が少なく、長持ちする
・金属アレルギーのリスクが低い(メタルフリー素材を選べる)
⚠️ 自費診療のデメリット
・保険適用外のため、費用が高くなる
・歯科医院によって価格が異なる
どのかぶせものを選ぶべきか?
かぶせものの選択は、見た目、耐久性、費用、体質(アレルギーの有無)などを考慮して決めることが大切です。
✔ とにかく費用を抑えたい → 保険適用の銀歯やレジン前装冠
✔ できるだけ白いものを選びたいが、費用も抑えたい → CAD/CAM冠(適用可能な場合)
✔ 見た目と耐久性を重視したい → オールセラミックやジルコニア
✔ 金属アレルギーが心配 → オールセラミックやジルコニア
費用については担当医に相談してみましょう
かぶせものの費用は選択する素材や治療内容によって異なりますので、ご自身の希望やライフスタイルに合った最適な治療を提案してくれます。


