歯並びが悪くなる要因その②
2018年2月1日
こんにちは
院長の奥村です。
前回に続いて歯並びの悪くなる要因についてお話したいと思います。
今回は「舌の癖」が原因で起こる要因について説明致します。
①舌で歯を触る癖
これは唇を閉じた状態で、口の中で行なっていると本人以外が気づく事はありません。
前歯の後ろを舌先でなめたり、押したりすると、触られている歯は傾いていきます。
よくあるのが上の前歯を触る癖が原因で、出っ歯になってしまうお子さんです。
無意識的に行なっている場合、本人がよくよく気にしないと止めれないので、子供の場合はマウスピース型の矯正装置などで解消をする事が多いです。
大人の方に多いのが、どこか食べ物が詰まる部分があって放置し、そこを気にして度々舌で触る事があります。
この癖も歯を傾けさせる理由になります。
この場合は、詰まらないようにその場所の治療をすれば解決できます。
②舌を上下の歯で挟む、咬む癖
歯を外に向かって押しながら挟む場合は、上下の歯を唇側に倒していくので、上の前歯だけでなく下の前歯も出っ歯になります。
上下の歯の先端で軽く咬む状態だけの場合は「開咬」と言って、奥歯では咬んでいるのに前歯が空いている状態になります。前歯でうどんなどの麺類が咬みきれない前歯になります。
癖を無くすこと事と同時に矯正治療が必要です。