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歯科衛生士がお伝えする!歯のホワイトニングについて(その③)

2024年4月2日

こんにちは。

前々回のコラムではホワイトニングとクリーニングとの違い、ホワイトニングの目的と効果、ホワイトニングの方法、そして前回のコラムでは、ホワイトニングの注意点についてお伝えしました。

過去2回のコラムに続いて今回のコラムでも「歯のホワイトニング」について続けてお伝えをしますね。

今回のコラムはホワイトニングの持続性についてなのですが、この内容については多くの方が気にされているようですね。

今回はこの点について触れていきたいと思います。

ホワイトニングの処置を受けた後、その持続性はいつまで続くのかは気になるところですよね。

ホワイトニングは歯の色調を明るくし、白い歯を手に入れるための有効な方法なのですが、現在ホワイトニングをされている場合や、過去にホワイトニングを行って目標の色に達しており、その歯の色を維持したい場合などには、その効果の持続性について予め理解しておくことが重要になってきます。

主としてホワイトニングをされるその方自身の生活習慣やケアの方法、行ったホワイトニング処置の種類、定期健診で歯石除去だけではなく強圧パウダーを用いた歯面清掃も行っているかなどに影響されています。

生活習慣と食事の影響

ホワイトニング後の白さ継続効果は、毎日の日常生活や食事や間食の影響を受けています。

コーヒーや紅茶などの日常的な飲料や、赤ワインなどの色素の豊富な飲食物や、タバコの摂取は歯に着色を引き起こす原因となります。

そのため、これらの食品や飲料などの摂取を控えることがホワイトニング後の白さの持続性を高める重要なポイントとなります。

特にホワイトニングを行った直後の飲食や、その日の飲食では上記のような食品や飲料は慎んだ方が無難です。

歯のケアと定期的な歯科検診

ホワイトニングの効果を持続させるためには、適切な歯のケアが必要になってきます。

日常的に行っている歯みがきやフロスを使用した歯間清掃、マウスウォッシュの利用などで歯の清潔さを保つことは、もちろんホワイトニングの効果を長く維持するのに役立ちます。

日常的な歯みがきを行っていても、歯の表面にはバイオフィルムという細菌でできた膜が作られていきます。

このバイオフィルムはという膜は、日常的な歯みがきでは取り除くことができないため、ホームホワイトニングを継続的に行っている方の場合は、歯医者さんでの単なる定期的な歯石除去だけではなく、保険外の処置になりますが強圧のジェットパウダーを用いた歯面清掃を受けることでタバコのヤニなどの歯の表面に頑固にこびり付いた汚れもちろんのこと、バイオフィルムという膜も除去されます。

この膜が除去されると、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングの薬剤が浸透しやすくなり、ホワイトニングの持続性を高める非常に重要な対処となります。

ホワイトニングの定期的なメンテナンス

ホワイトニング治療後は、定期的なメンテナンスが重要です。

歯医者さんでは、ホワイトニング後の効果を維持するために、定期的なホワイトニングのメンテナンスプログラムを提供していることが多いです。

このメインテナンスにより、歯の色調を明るく保ち、美しい笑顔を持続させることが可能となります。

ホワイトニングの持続性を高めるためには、ご自身の積極的な取り組みが不可欠です。

同じ歯の質で、ホワイトニング前の色も同じで、同じ方法のホワイトニングを受けてホワイトニング後も同じ歯の白さになったという方が2人いらっしゃると仮定します。

ホワイトニング後、1人はそのまま何も行わなかった方で、もう1人はその後の歯の白さの維持に意識があり、そのためにご自身で行動した方だとします。

この2人の1年後の歯の色はどうなっているか想像してみて下さい。

2人ともホワイトニング後の歯の白さをキープできているのでしょうか。

当然のことと思われるでしょうが、何も行わなかった方はホワイトニングを受ける前の歯の色に戻り、ホワイトニング後も歯の白さの維持のために行動した方は、ホワイトニング後の歯の白さをキープし続けることができています。

以上のように健康的な生活習慣と適切な歯のケアを行い、歯医者さんでの定期的な歯科検診と、歯の白さ維持のためのメインテナンスを受けることで、白い歯の色が長く維持されます。

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