○○○○○○○○○○○○

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

歯科衛生士がお伝えする!歯のホワイトニングについて(その②)

2024年3月26日

こんにちは。

前回のコラムでは、ホワイトニングとクリーニングとの違い、ホワイトニングの目的と効果、ホワイトニングの方法についてお伝えしました。

前回からのコラムに続いて今回のコラムでも「歯のホワイトニング」についてお伝えをします。

今回のコラムでは、ホワイトニングの注意点としてよく気にされている点について触れていきたいと思います。

ホワイトニングは、歯の色調を明るくしてより美しい笑顔を手に入れるための人気のある治療法なのですが、いくつかの注意点があります。

歯医者さんでは、安全かつ効果的なホワイトニング治療を受けられるように以下の点を留意しています。

歯の感受性の増加

ホワイトニングは、歯のエナメル質や象牙質に作用して歯の色調を明るくするので、一時的であったとしても歯の感受性が増加する場合があります。

感受性と言われてもどういう事なのかぱっとされない方もいらっしゃるので分かりやすく言い換えると、歯がピリピリした感じがする、歯がしみるような感じがする、過剰な感受性の場合には痛みとなる場合もあります。

特にホワイトニングの当日、翌日の2日間は、歯が敏感に反応する可能性があります。

このため、歯医者さんでは歯の感受性を軽減するために特殊な薬剤をホワイトニングの事前に塗付したり、ホワイトニング後であれば痛み止めを処方したりすることがあります。

歯ぐきや粘膜組織への刺激

過度なホワイトニング処理を行うと歯ぐきや粘膜に刺激を与える可能性があるため、歯医者さんでは適切なホワイトニング剤や処理時間を選択し、処置を受ける方の口腔健康を保護するための対策を講じています。

また、過度な刺激を避けるために、複数回のホワイトニングを行う場合、ホワイトニングの間隔や頻度を調整することも行うよう配慮しています。

ホワイトニングの効果の個人差

ホワイトニングの効果には個人差があります。

元々の歯の色や、歯の神経があるのか無いのか、虫歯の治療されている部分があるのか無いのか等の状態によって、ホワイトニングの結果は異なる場合があります。

また、ホワイトニングの効果は永久的ではなくて一時的なものであり、色の維持のためには定期的なケアや予防策が必要です。

歯医者さんでは、その人その人の歯の状態に合わせて、最適なホワイトニング法と定期的なケアや予防策が提案されています。

適切なアフターケアの重要性

ホワイトニング後は適切なアフターケアが必要で、歯医者さんではホワイトニング後の歯の健康状態を評価して適切なケアやアドバイスをお伝えしています。

定期的な歯科検診や適切な歯磨きや口腔衛生の維持は、ホワイトニングの効果を持続させるために重要です。

一つ知っておいてほしいのは、ホワイトニングの定期的なケアや予防策について説明のない施設でのホワイトニングは、アフターフォローが不十分である事が多いため、ホワイトニングを受ける際はその後の色の程度が落ちていないかどうかのチェックや、歯の色の維持管理などのアフターフォローをしてもらえるのかをよく確認してからホワイトニングを受けるようにしてみて下さいね。

ホワイトニングを検討される場合は、歯科医師や歯科などの資格を持った専門家のアドバイスを受け、適切な方法を選択することが重要であり、安全で効果的なホワイトニング処置をおすすめします。

資格を持ったスタッフがいない施設やセルフホワイトニングなどでは専門家がいないので、どの程度まで色が白くなったのかという肝心な結果についてのお知らせがないだけではなく、その後のアフターフォローもされないようです。

実際のところ、ホワイトニング後の結果も白くなったのかどうかの判断も、ご本人の自己判断に任せる状況の施設もあり、結果が伴わないためにトラブルとなっているようです。

« »