歯科衛生士がお伝えする!歯のホワイトニングについて(その①)
2024年3月19日
こんにちは、今回からの3回のコラムでは「歯のホワイトニング」についてお伝えしていきますね。
知人や友人などと会話をしている時でも、相手の歯は見えてしまうものですよね。
そんな時に相手の歯の色が白いと、なぜか素敵に見えてしまうような事ってないでしょうか。
自分の歯の色を今より白く見せる事が出来たら・・・という願望の方が最近は多くなってきています。
今回のコラムでは、ホワイトニングとクリーニングとの違い、ホワイトニングの目的と効果、そしてホワイトニングの方法についてお伝えしていきますね。
ホワイトニングとクリーニングとの違いとは??
ホワイトニングは歯の色調を明るくして、より美しい笑顔を手に入れるための審美的な治療法です。
タバコを吸う方であればタバコのヤニ、お茶をよく飲む方の場合なら茶渋など、歯の表面に付着している汚れを除去するのを歯のクリーニングと言いますが、実際のところ歯のクリーニングで汚れを取ること自体を歯のホワイトニングだと勘違いしている方が大勢いらっしゃいます。
歯のクリーニングによって歯表面の付着した汚れを除去することで、歯の表面の明るさが変わったように見えますが、歯の表層下に染み込んでいる着色自体を取り除く事はできないので、クリーニングで根本的な歯本体の色は何も変わってはいないのです。
ホワイトニングの目的と効果
エナメル質表面と表層下の色素や着色を分解し、より白く明るい歯を実現するために、歯の漂白専用のホワイトニング剤や技術を提供している歯医者さんがあります。
ホワイトニングの主な目的とは、歯のエナメル表面とその表層下の着色物質の分解(付着している汚れではありません)、そしてエナメル質の下にある象牙質の変色物質の分解により内部の黄ばみも除去することです。
年を取るにつれて、加齢的に歯が黄ばんで見えることもあり、ホワイトニングによってこのような変色を取り除き、歯の美しさを引き出すだけでなく、第三者からは若々しく健康的に見られる効果があります。
白い歯というのは清潔感や健康的な印象を与え、コミュニケーションや人間関係にポジティブな影響を与えますので、自己意識を高めて自信を取り戻すための手段としても注目されています。
ホワイトニングを受けてみることで、歯の自然な美しさを取り戻し、笑顔をより自信を持って表現することができるようになりますよ。
ホワイトニングの方法
ホワイトニングは、歯の色調を明るくし、より美しい笑顔を手に入れるためにとても人気のある治療法です。
ホワイトニングを専門的に扱っている歯医者さんでは、個々のニーズや歯の状態に合わせた専門的な歯のホワイトニングを提供しています。
歯医者さんで行う専門的な歯のホワイトニングは一般的にはオフィスホワイトニングと呼ばれ、安全性と効果の面において信頼性が高い方法です。
歯科衛生士や歯科医師が専用のホワイトニング剤と光を使用して、歯の表面に付着した色素や着色物質を除去し、歯をより白く明るくします。
歯科医師や歯科衛生士は個々の歯の状態を評価して、最適なホワイトニングについて提案をしています。
また、別の方法としては、自分で行うホワイトニングがあり、一般的にはホームホワイトニングという名前で呼ばれており広く知られています。
ホームホワイトニングは、ホームホワイトニング用のマウスピースとホワイトニングジェルを使用して、歯の色調を明るくすることを目指します。
ただし、ホームホワイトニングは、効果や安全性について個人差がありますので、初めて行う場合には歯医者さんでの専門家からのアドバイスを受けることが重要です。
まとめ
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2つの方法を説明しましたが、最近はこの2つを組み合わせた第3のホワイトニングの方法として、デュアルホワイトニングとも呼ばれている方法が注目されており、十分に満足のいく効果が得られています。
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