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むし歯予防のための市販のお菓子の食べ方について知っていますか?

2023年10月13日

「お菓子」=「むし歯になる」、直感的に思われる方が多いのかもしれませんが、実はその食べ方を工夫することでむし歯になるリスクは減らせることができ、この事実は意外なことに多くの方に知られていないようです。

今回のコラムでは、市販菓子のむし歯になりやすさとその食べ方の工夫について解説していきます。

むし歯のなりやすさで「低い」とされているお菓子としては、せんべい、クラッカー、チーズ、ヨーグルト、スナック菓子、甘栗、などがあげられます。

これらはおすすめのおやつですが、食べ方の工夫としてはダラダラと時間をかけた食べ方をしない事です。

これらのお菓子に共通して言えることは、糖分が少なく、歯に粘着しにくいタイプのお菓子であるという点です。

スナック菓子は塩分やカロリーに気をつけて下さい。

就学前のお子様のおやつにはこのグループのお菓子がおすすめで、むし歯がないか、少ないお子様が食べているおやつの典型です。

次に、むし歯のなりやすさで「高い」とされているお菓子としては、かりんとう、マドレーヌ、ケーキ、レーズンサンド、カステラ、アイスクリーム、クッキー、ビスケット加工品、和菓子などがあげられます。

口の中に残りやすいので、よく咬んで食べる食品や、お茶・牛乳などの飲物を組み合わせると口の中に残りにくいです。

これらのお菓子に共通して言えることは、糖分が多く、やや歯に粘着しやすく、歯の間や歯の咬み合わせに入りこんで残りやすいタイプのお菓子であるという点です。

就学前のお子様のおやつがこのグループのお菓子に偏っている場合、奥歯にむし歯を作りやすい傾向があります。

最後に、むし歯のなりやすさで「特に高い」とされているお菓子としては、ガム、あめ、キャラメル、ラムネ菓子、チョコレートなどがあげられます。

おやつとしては望ましくないので、食べたらすぐに歯みがきをする方がいいとされています。

これらのお菓子に共通して言えることは、むし歯のなりやすさで「高い」とされているお菓子以上に、糖分が多く、歯に粘着しやすく、歯の間や歯の咬み合わせに入りこんで残りやすいタイプのお菓子であるという点です。

口の中に残りやすいという点については、むし歯のなりやすさ「高い」であげたお菓子と同じなのですが、1つだけ異なる点があります。

むし歯のなりやすさ「高い」であげたお菓子と同じように、よく咬んで食べる食品や、お茶・牛乳などの飲物を組み合わせたとしても、口の中に多く残ってしまうのが異なる点です。

それだけ歯に強く粘着しているということなので、食べた後に歯みがきを十分に行い、粘着した汚れを取り切らないと、多くの歯を容易にむし歯にしてしまいます。

就学前のお子様のおやつがこのグループのようなお菓子に偏り過ぎると、前歯も含めたほぼ全部の歯がむし歯になるか、むし歯になりかけの状態になる傾向が多いです。

特に、歯の生え変わりの時期にこのグループのお菓子を食べる傾向があるお子様の場合、生え変わったばかりの永久歯は「歯の質が柔らかくて脆弱」なため、数カ月で容易に早期進行型のむし歯になってしまいます。

歯の神経を取る治療にることが多く、若くして永久歯に大きなダメージを与えてしまうことになります。

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